水曜日, 8月 29, 2007

げんしけん

下からの続きです。

「げんしけん」第2話を見たあと、こんな機会でもないと見ないだろうということでYouTubeで全話探して一気に見てしまいました(笑)TV版とOVA版まで。
で、まあ楽しく見たわけですが、原作マンガ作者の木尾士目さんとの関連で少し・・・。

木尾士目さんといえばたしかデビューはアフタヌーン誌の四季賞だったのではないかと思います(違ってたらゴメン)。その頃はぼくのマンガを読む量もピークの時期で、いままでにない作風を興味深く読んでいたように思います。なんというか私小説風というか小劇団の演劇風というか、ちょっと荒いタッチの絵柄もストーリーに合っていましたしね。
その後アフタヌーン本誌で連載がはじまってからもしばらく読んでたんですが、だんだん趣味と合わなくなって読むのをやめちゃったんです。「四年生」や「五年生」など、大学生を主人公にした作品のあたりですね。どうもあまりに生々しすぎるというか身も蓋もないというか、直接すぎる描写を読むのがつらくなってきまして(笑) ま、それはぼくの趣味の問題で、作品の善し悪しとは関係ないので誤解のなきよう。
そんなこんなでしばらく離れていたのですが、「げんしけん」という作品が話題になっていることは知っていまして、でも上のような理由から読むのをためらっていたんですね。
で、最初に書いたように原作を読む前にアニメを見ることになってしまったわけですが・・・

そういう木尾さんの初期の頃の作風(いまもそうなのかもしれないですが)を前提に「げんしけん」アニメ版を見ていると、表面的なコメディー部分の裏にどろどろし人間模様が見え隠れして、あーやっぱりあの作風は健在なんだなと、ひとり納得してみたりしてました(笑) そんな間接的に納得してないでちゃんと原作のマンガを読めばいいんですけどね。

というわけで、またしても役に立たない話を長々してしまいました。

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